共通点?
私と家内とは、興味・感心に共通点がほとんどありません。ミーハーな面が強い家内は、グルメ番組などが大好きで、2時間ドラマなども見ています。一方の私は、テレビを見る事は世俗にまみれる事だと言わんばかりに、ニュースしか見ません。
読む本も同様で、映画化の話を聞いて「博士の愛した数式」を読むようなタイプの家内に対して、私はもっとディープに作家読み(例えば、「ジョナサン・キャロルの作品は全部読む!」)をします。
また、私はライフワークとして植物分類の勉強をしていて、非番の日には環境省や県自然環境から委託された調査のフィールドワークをします。それに対して家内は、夜中まで標本づくりをしている私に対して、「標本なんか燃えちゃえ〜」と時たま爆発を起こします。
でも、こんな2人にも共通の関心があります。それは絵本です。家内は、読み聞かせのボランティアをしているくらいです。ただここでも。絵について微妙に好みの違いが現れています。家内は、「ぐりとぐら」の挿し絵を描いたおおむら ゆりこさんや、「はらぺこあおむし」のエリック・カール氏のような、はっきりした線があるものや、色使いの鮮やかなものを好みます。
それに対して私は、「おつきさまこんばんわ」などの林明子さんや、「ころわん」シリーズや「手ぶくろを買いに」の黒井 健氏のぽわっとした絵が好きです。
ただ1つ、2人の好みが共通しているのは、漫画家のますむらひろし氏です。彼は登場人物を2足歩行のネコに置き換えるのが好きで、宮沢賢治の作品も「ますむら版宮沢賢治童話集」として出しています。この作品から、アニメ映画版の「銀河鉄道の夜」も生まれました。特に彼の作り出したキャラクター、でぶネコの「ヒデヨシ」が2人とも大好きです。おかげで、先日東京の猫町で原画展も開かれた、ますむらひろし氏と葛飾北斎のコラボという分けのわからない「アタゴオルカレンダー2011 ATAGOAL×HOKUSAI」を、昨年末家内は喜んで買ってきたのでした。
| 固定リンク
「家族」カテゴリの記事
- スミラー次男(2017.04.23)
- 息子たち2人も(2017.01.01)
- 正月飾り二日目(2016.12.31)
- 母屋の正月飾り 1日目(2016.12.30)
- 来週には長男も大学に戻ります(2016.09.18)
コメント