親子で雪山トレッキング
ココログ広場では時々職場の事を話しますが、ブログの記事としては今までほとんど出してきませんでした。でも今回の主催事業は、上毛新聞社のカメラマンがはりついていて2月の「グラフぐんま」に載るということなので、いい機会ですのでアップします。
今回は、1泊2日で雪山のトレッキングなどを行うということで募集したところ、参加者は幼稚園年長組の子から大人までほぼ30人、8家族が参加しました。雪山に行くので、持っていったデジカメはμ TOUGH-6020です。水深5mから氷点下10℃まで撮影可能で、1mの落下衝撃にも耐える全天候型ボディに、シリコンジャケットを着せましたので完璧です。ファームウェアもver1.1にしてあるので、起動時間は約半分などと、動作も前よりきびきびしています。
初日の土曜日は。午後から本施設に集合し、最初は「サッカー型手作りアイスクリームづくり」と名付けてもいいような方法で、家族ごとに遊びながら(ここがミソ)アイスクリームを作って食べました。これは、小学校4年生の理科で学習する「物質の三態」での実験で使われる寒剤(雪や氷と食塩を混ぜたもの)を使うので、雪が積もる地方での発展的な学習に使えます。リクエストがあれば紹介をします。
それから、スノーシュー(いわゆる西洋式カンジキ)の履き方と歩き方を練習した後、雪山で見られる木々や動物の足跡について説明を受けました。ここで夕食になり、暗くなったら木星やプレアデス星団(昴)などの観測会も行いました。
そして施設に1泊し、次の日曜日の朝早く、バスで雪山に出発しました。
登り始めの駐車場についたら、やや小雪が舞っている程度で、ほとんど風はありませんでした。すぐにスノーシューを履いて準備です。スコップやコッヘルなどの道具も、みんなで分担して持ちます。
さらさらの新雪なので、スノーシューを履いていても、大人だと40cmほども踏み込んでしまいます。
標高1300mを越える雪山は、ブナなどを中心とした木々に一面に覆われていました。その中を、体力に自信のある人は自力で、自信のない人はスタッフがラッセルした後を進んでいきます。
雪の重みで、枝が歪んで伸びてしまっている木があちこちで見られます。
やっと昼食の準備です。まず、スノーシューで踏み固めたところに、スコップで溝を掘って、雪のテーブルと椅子を作ります。
今回の参加者の1人、Kuroさんが、雪を溶かしてカップヌードル用のお湯を作っています。
こうして、雪山の林のど真ん中で、みんなで昼食を食べました。
そして、帰途につきました。
急な下りでは、子どもは滑り降りました。中には、仰向けで頭から滑り降りる子もいます。
参加者の中の子土もたち全員が手をつないで、やっと回りを囲めるほどです。
こうして下山し、またバスに乗って施設に帰って解散となりました。参加してくれたみなさんは、疲れたようでしたが誰も楽しそうでした。よかったです。
そして残った我々は、スノーシューやブルーシート、スパッツなどの片づけを5時過ぎまで行い、それでも終わらないので、(月曜は閉所日で火曜日が出張なので)残りは水曜日にすることにして、私たちも帰りました。
準備や後片づけは大変で、本番も安全などに気を使うけれども、来てくれる人たちが楽しんでくれるのが1番の喜びです。
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コメント
雪山トレッキング、子供達の喜ぶ顔が
目に浮かびました^^良かったですね。
しかし安全を第一に考えられて
かなり、精神的にお疲れになったでしょうね。
お疲れ様でした。
投稿: Rossy | 2011年1月24日 (月) 12時57分
Rossyさん、コメントありがとうございます。
確かに、野外での主催事業、特にこのような場所での活動は、非常に気を使いますね。30人ほどの参加者に対して、所員3名、スタッフ4名で望みましたが、終ったら肉体的にも精神的にも疲れ切ってしまいました。
投稿: Frank-Ken | 2011年1月24日 (月) 19時16分
雪山トレッキング本当にお世話になりました。とても楽しかったです。
でもやっぱり運営側からすると精神的な苦労がたくさんあると思います。うまくいって当たり前。何か不備があれば叩かれてしまいますからねえ。
参加者側からすると、本当に楽しい楽しい企画だと思います。本当にたくさんの人に参加していただきたいことです。
ありがとうございました。勉強になりました。
投稿: Kuro | 2011年1月25日 (火) 06時34分
なんか、想像できない世界です。雪がすごいです。
こういう世界ってあるんですね・・・行ったことないから不思議です。
大変でしたね、御苦労さまです。
投稿: nako | 2011年1月25日 (火) 13時23分
Kuroさん、コメントありがとうございます。
おっしゃる通り、我々の仕事は「うまくいって当たり前」ですからね・・・・ 影では結構苦労しています。今回の担当者は、私が担当してKuroさんも参加した「親と子の星空の夕べ」の数倍の準備と気を使っていました。
そうそう、子どもたちとスタッフによる1週間のキャンプ生活「ぐんまキッズアドベンチャー」に応募しませんか? 私の担当で倍率は2〜3倍と本施設で最大の人気企画ですが、とてもいい経験になりますよ。
投稿: Frank-Ken | 2011年1月25日 (火) 22時09分
nakoさん、コメントありがとうございます。
ぜひ1度、経験してた見て下さい。世界観が広がりますよ。(特に、携帯GPSを持って1人でやったりした時などは)
投稿: Frank-Ken | 2011年1月25日 (火) 22時11分
「ぐんまキッズアドベンチャー」是非とも参加させたいのですが……。息子はどうも気が進まないようです。
親に似て、外に出るような性格ではないので無理はないと思いますが……。
ほかの施設・団体で、もうちょっと短いプログラムのキャンプもたくさんあるようなので、まずはそちらの方で経験を積んでから「行きたい」という気持ちを引き出していきたいと思います。
それにしてもすばらしいプログラムだと思います。親の方が参加したいぐらいです。
投稿: Kuro | 2011年1月27日 (木) 06時08分
Kuroさん、コメントありがとうございます。
1週間親元を離れるのですから、やっぱりそれなりの覚悟がいると思います。中学3年生まで参加可能なので、気持ちが高まってきてからでも大丈夫ですから、よろしくお願いします。
投稿: Frank-Ken | 2011年1月27日 (木) 09時08分