お気に入りの「癒し系」
コメントなどでアライグマさんと2人漫才をやっている「ARIA」が、最近の私の「癒し系」のマイブームです。もともとは「AQUA」全2巻と、その直後からストーリーが続く「ARIA」全12巻のコミックスなのですが、癒し系の原作にかなり忠実に、結局3期にもわたってアニメーション化されています。ゴンドラの案内人をめざす主人公の灯里(あかり)やネコのアリア社長のCV(声優)がイメージ通りなのに加えて、舞台のネオ・ベネチアの背景など美術監督ががんばっていて、原作を越えている希有なアニメといえるかも知れません。おかげで、制作したハル・フィルムメーカーは、これをがんばりすぎてつぶれてしまったという噂も。試しに、DVDをレンタルしてみて下さい。(ただし、「AQIA」2巻を読んでからでないとチンプンカンプンですが) なお、この全シリーズのOPの作詞をしたり、何とアテナさんの「天使の歌声」を実際に歌っていた河井英里さんは。惜しい事に2008年に亡くなっています。ご冥福をお祈りします。
さて、気分を換えて話を続けます。ちょっと古いので「ヨコハマ買い出し紀行」14巻ですね。「癒し系」で明るい「終末系」です。幸いこれは、10巻にまとめられた新装版が出ました。これは、人類が衰退したころの喫茶店やその界隈の人たちの話なのですが、危機感は全くなく、みんな「てろてろ」とすごしていきます。
ちょっと変わりものが、「吸血鬼系」で「癒し系」という異色の組み合わせの「BLOOD ALONE」ですか。小説家で吸血鬼狩りの主人公と、彼が保護している少女の吸血鬼の、なんともない日常を描いています。一時期連載がとまっていましたが、再開されて、同人誌時代の作品も収録された新装版が出ています。
ラノベでは、「癒し系」で明るい「終末系」の「人類は衰退しました」が6巻まで出ていますね。「妖精さん」が「人類=地球の代表的な生物」となり、人は明るく衰退している未来のお話です。
お堅い本や図鑑ばかり読んでいると、それを中和するために、真逆のこのようなものにも手を出してしまうのが私の癖です。
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コメント
Frank-Kenさん、今晩は
>「ARIA」が、最近の私の「癒し系」のマイブームです。
買いはしたのですがまだ読んでませんねぇ。
>ちょっと古いので「ヨコハマ買い出し紀行」14巻ですね。「癒し系」で明るい「終末系」です。
おお、芦奈野ひとしですね。最初の単行本シリーズが出た時に嵌まりました。ウチの便所はこれのカレンダやポスタで壁面の可也の部分が埋まってます。外にはその他に森薫の「エマ」のポスタがあったりとか、鶴田謙二の布ポスタやカレンダがあったりもするのですが。「水素」良いっす。
夕凪の時代のてろてろの時間ですね。ゆっくりのんびりとやってくる弛緩した終末です。
>「吸血鬼系」で「癒し系」という異色の組み合わせの「BLOOD ALONE」ですか。小説家で吸血鬼狩りの主人公と、彼が保護している少女の吸血鬼の、なんともない日常を描いています。
何かこれだけ読むと、榛野なな恵の「Papa told me」シリーズみたいですねぇ。
今、オモロいのは ひぐちアサ「おおきく振りかぶって」、石川雅之「もやしもん」、お笑い系的なので、くぼたまこと「天体戦士サンレッド」とかかなぁ。正義の味方がヒモでチンピラな戦士で、世界征服を目論む悪の組織:フロシャイム川崎支部がもう完全な善良市民集団なのが良いですねぇ。「明日の世界征服より今日の夕御飯」が優先するんですもん。
ちょっとしたマイブームは谷川史子でしょうか。
「NANA」の矢沢あいが大分長いこと病気で寝込んでるのも辛いなぁ。車にはねられて今だにリハビリ中の岡崎京子も今のトコ失われた才能状態ですね。い・いかん、漫画の話をするとノーブレーキ状態、強制終了しなければ。
投稿: warbler | 2011年4月14日 (木) 23時07分
warbleさん、コメントありがとうございます。
だいぶ入れ込んでいますねぇ。紹介していただいた中で私が読んでいるのは「もやしもん」です。ついでに、例の国立科学博物館の特別展示展も見てきてしまいました。「Papa told me」は以前読もうとした事があったなぁ・・・・
とにかく、まぁ、コミックに全く興味を示さない息子たちのダメ親父です。
それでは、振り子が大きく揺れ戻って、そのうち届く「日本カヤツリグサ科植物図譜」を待つとしましょうか。
投稿: Frank-Ken | 2011年4月14日 (木) 23時36分