「異形たちによると世界は・・・」
私のブログからリンクを張っているCOCOさんは、ハチなどの昆虫や魚類に詳しく、昆虫の飛翔中の写真や川の中での魚の写真を撮る名人です。また、多読家でもあり、ブログで4コマ漫画まで書くという才女です。
その4コマ漫画の代表シリーズが「今日の早川さん」で、SF者の早川さん(言わずと知れた早川書房から)、純文学派の岩波さん(岩波文庫から)、レア本マニアの国生さん(国書刊行会から)などのマニアな女性たちの、本を中心とした日常生活を描いたものでした。それが、ひょんなことで当の早川書房の目に留まり、本当に出版されてしまいました。現在、3巻まで出ています。それにしても、そのネタの大半がわかる自分が怖い・・・・
そして、ほかの4コマシリーズとして、P.H.ラヴクラフトが書き始めて広まった創作ホラー神話「ク・リトル・リトル(クトゥルー)」神話の異形の神々を女の子にしてしまったという「異形の群れ」がありましたが、これもまた早川書房から「異形たちによると世界は・・・」という題名で出版されました。「真ク・リトル・リトル神話体系」などのクトゥルー神話を読んでいないとわからないネタが多いですが、これもまた面白いです。(うっ、これもわかってしまう私って・・・・)
ビブロフィリア(活字中毒)で、クトゥルー信者でもある方はぜひどうぞ。
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コメント
今晩は
ほよっ、「今日の早川さん」の著者のcocoさんとお知り合いですか。既刊3巻持ってます。類例のなさそうな作品ですねぇ。出たら買っています。クトゥルーの方は名前のみで縁がないです。
当然御存じでしょうが、外薗昌也の「琉伽といた夏」ヤングジャンプ・コミックス・ウルトラ 集英社 2001-2003年が作品名、各章のタイトルがSF(Sci-Fi)の作品名です。
作品名「琉伽といた夏」の副題"LUCA the summer I shared with you"はマイクル・コニーの「ハローサマー、グッドバイ」"Hellosummer,Goodbye"由来で、琉伽=LUCAはLast Ultimate Common Ancestorでもあります。そして私は個人的にはベルイマンの映画作品:"Summer with Monika (Swedish: Sommaren med Monika)"も連想してしまいます。
第1章:the Door into Summer
第2章:Untouched by Human Hands
第3章:the Puppet Masters
第4章:More than Human
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投稿: warbler | 2011年8月 7日 (日) 22時01分
うーーーみゅ
濃すぎて判らん
(* ̄(エ) ̄*) アマチュアには無理だ
投稿: アライグマ | 2011年8月 7日 (日) 23時06分
warbleさん、コメントありがとうございます。ディープなやりとりになってしまいましたね。
cocoさんとは、彼女のブログがまだコメント記入可の頃、やはりディープなやりとりをしていました。
外薗昌也は、初期の「ラグナ通信!」などの独特の雰囲気や、カルロス・カスタネダ(去年亡くなりましたね)によるインディアンの呪術師ドン・ファンについての記述をもとにしていると考えられる「ワイズマン」が好きです。「琉伽といた夏」も題名、副題ともに楽しめました。「ハローサマー・グッドバイ」は改訳版が出ているのをご存知ですか?
投稿: Frank-Ken | 2011年8月 8日 (月) 07時36分
アライグマさん、コメントありがとうございます。
ちょっとディープ過ぎましたか? そういうアライグマさんも、相当にマニアックだと思いますけど?
投稿: Frank-Ken | 2011年8月 8日 (月) 07時37分