今月の本
まだ今月が終るまであと10日ほどありますが、小遣いもないのでもう本は買う事もないでしょうから、ちょっと紹介を。今月はどちらかというと、「後ろ向き」な買い方をしてしまいました。
まず、ハヤカワ文庫FTの1号を飾った「妖女サイベルの呼び声」の作者であるパトリシア・マキリップの「イルスの三部作」の最後「風の竪琴弾き」です。それにしても、ハヤカワ文庫で絶版になってから、創元推理文庫で復刊というのもすごいですね。私は、サイベルよりもこちらの方が好きです。これで「星を帯びし者」「海と炎の娘」「風の竪琴弾き」とそろったので、20数年ぶりに読み始めます。
次も復刊された本。「ラノペ」(ライトノベル)という言葉もない1984年に出た「妖精作戦」4部作の第1作「妖精作戦」。「ジュブナイル」ほど対象年齢を下げず、でも高校生の実体験や心理描写を生き生きとつづったこの作品は、本当に画期的でした。加えて、1994年の加筆訂正版ではなく、1984年のオリジナル版を定本としているところがうれしいですね。残りの3冊が出るまで読むのを待つかどうか・・・・ こうなったら、同じジャンルの1990年の「星虫」も、2000年版ではないのをどこかで復刊してくれないかな?
と、復刻の話ばかりだったので、そうでないのを1冊。児童文学で有名なウィリアム・コッツウィンクルが書いた、真逆の毒に満ちあふれた作品「ドクター・ラット」。1977年の世界幻想文学大賞の受賞作で、やっと翻訳が出ました。
そうそう、これを忘れていました。児童文学、というより絵本に近い「ひとまねこざる」から始まるH・A・レイの「おさるのジョージ」シリーズ(レイ死後は匿名の作家が後を続ける)ですが、ジョージには家族がいたんですね。りたりたさんのブログで知り、さっそく「きりんのセシリーと9ひきのさるたち」を古本ですが買ってしまいました。
今仲間と分担執筆している理科の本の事もあるし、これらの本を読む時間を工夫して作っていかなくてはなりませんね。
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コメント
こんばんは☆
『きりんのセシリーと9ひきのさるたち』
購入できたのですね!よかったです゚゚。。+゚゚
紹介した本のことを喜んでいただけるなんて
なんて幸せ☆ありがとうございます。
その上、ブログの紹介までしていただき
今日は、HAPPY DAYになりました。
投稿: りたりた | 2011年9月21日 (水) 22時52分
りたりたさん、こめんとありがとうございました。
こちらこそ、おかげでいい本を紹介していただけてうれしいです。今後ともよろしくお願いいたします。
投稿: Frank-Ken | 2011年9月22日 (木) 08時48分