カタクリ
sd Quattro + SIGMA105mmMACRO
やっとカタクリの葉が顔を出し始めたところです。アズマイチゲはまだ落ち葉の下で眠っています。早く花が見たいです。
日本ホラー小説大賞作「ぼぎわんが、来る」でデビューした澤村伊智ですが、気に入っているので読み続けて、先日、最新作の「恐怖小説 キリカ」を読みました。いやぁ、これは「フェイク・ノンフィクション」のホラー小説としては傑作ですね。主人公は澤村伊智本人。「ぼぎわん」が日本ホラー小説大賞となり、「ぼぎわんが、来る」と改題されて出版され、第2作「ずうのめ人形」の執筆、第3作「キリカ」の構想と、作家としてデビューしていく様子が克明に描かれています。でも、どこかがおかしくなってきて・・・・・ それにしても、自分で自分のことを、シリアルキラーと告白するな〜〜 肉親や友人たちは面白がるか、大慌てしたことでしょう。このような、作者が自分のことを書いたフェイク・ノンフィクション・ホラーとしては、三津田信三の「どこの家にも怖いものはいる」。そして、自分や友人(恐れ多くも水木しげる先生まで)を主要登場人物にして、徹底的にセルフパロディにしたものとしては、京極夏彦の「虚実妖怪百物語」の「序」「破」「急」などが好きですが、不気味さではこの「恐怖小説 キリカ」が一番ですね。フェイクとわかっていても、ここまで徹底されると、作者は本当にこんな人物だと思いたくなってしまいます。
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