イノシシの檻
sd Quattro + SIGMA18-300mm
やはりこれも、動き回っていて見つけたものです。まだ少し残雪が残っている山の中に、イノシシ用の巨大な檻がど〜んと置いてありました。中にはしっかり餌がおいてありましたが、さすがに中に入るのはやめておきました。
上田 早夕里は、女流SF作家の中でも、かなり高齢になってからデビューした方で、作品は多くはないもののすでに50歳を越している方です。でも、女性は思えない、重厚な物語を書く方で、「華竜の宮」と続編「深紅の碑文」は地球の異変によって絶滅を前にした人類を描いた名作です。で、デビュー作である「火星ダーク・バラード」(40歳ごろの作品です)を読んでみました。やはりこのころからすでに、「華竜の宮」に通じる「人間の強い意思」を語っているのですね。また、彼女は完璧主義で、ハードカバーから文庫に版が変わるときに加筆修正をして、「火星ダーク・バラード」など結末が変わるものさえあります。そんな読み比べをしても面白いですね。
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