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2017年5月 1日 (月)

太陽光発電施設

D7100 +SIGMA18-300mm

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 山の中に、忽然と太陽光発電所が姿を現しました。かなりの規模です。近くで落ち葉を集めていた農家の方(このことは後日書きます)に話を聞いてみると、この土地を所有者が近くの住民に何の断りもなく突然造ったのだと怒っていました。
 確かに、このような自然のエネルギーを利用した発電は今後重要になっていくでしょう。でも、これだけの規模のものを山の中に作るのは、完全に環境破壊です。そして、パネルの下を見てみたら、やはり地肌が出ていました。(上の段はシートが敷いてあります。この違いはなぜでしょう?) すぐに帰化植物が侵入してきて、格好の拠点となってしまうでしょう。
 このような施設を造る前に、我々の生活を振り返ってみるのも大切だと思います。例えば、自動販売機です。日本は、アメリカ合衆国を遥に上回る、世界最大の自動販売機設置国です。それをなくす、少なくともとも減らすだけで、電気の消費量は減り、そこにジュースなどを運ぶ運搬網も必要なくなり、二酸化炭素の排出量も減るでしょう。
 行政では、クールビズやウォームビズから更に進んで、根本的な見直しをする「リビルド」を進めているところもあります。このような、痛みを伴っても「サステナビリティ(持続可能性)」を追求している所がある反面、我々の生活水準を変えずにどうにかしようという刹那的な動きもあります。でも、それはもう不可能なのが現状ですよね。パリ協定で定められた気温上昇を2℃未満に抑える目標を実現するためには、21世紀後半には二酸化炭素の排出量を実質ゼロに抑えることが必要です。それには、今の生活水準を見直す大きな構造改変が必要でしょう。
 この太陽光発電施設を見渡しながら、そんなことを考えてしまいました。

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