穴地獄のカルガモ
D7100 + SIGMA18-300mm
以前、穴地獄(チャツボミゴケ公園)を調査していた時のことです。
穴地獄の奥から流出する水は強酸性ですが,周囲から流れ込んでいる沢の中にはほぼ中性のものがあります。その沢の1つで,ミナミメダカ(野生のメダカは,2012年にキタノメダカとミナミメダカに分けられました)を確認しました。群馬県でのミナミメダカの自生地は数ヶ所しか残っておらず,さらに吾妻郡は水温が低いためにミナミメダカ,アメリカカブトエビ等の水生動物は存在しないはずでした。それがこのような場所に生育しているのは,火山地帯のため水温が高いうえに,メダカの卵が水鳥の足について運ばれてきた(いわゆる「メダカは空を飛ぶ」)ためと考えられます。その卵を運んだと思われるガンカモ類(今回はカルガモ)がいることからも,この仮説は強化されると考えられます。
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