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2017年7月31日 (月)

キカラスウリ

sd Quattro + SIGMA105mmMACRO

23

先週の金曜日から3日間、県総合体育大会の卓球に出場する次男の世話で4時半には起き、金曜日(ダブルス戦)は私だけ、土曜日(団体戦)は私と家内で応援に行きました。日曜日は次男は出ないシングル戦なので、応援だけの次男を中学まで送った後は、2人で家の仕事をしていました。そして、買い物から帰ってきた家内が私に向かって言いました。
「お父さん、カラスウリが咲いていたよ」
「え?」と私は二重の意味で首をかしげました。まず、気温の低いこのあたりにはキカラスウリしかなくて、地球温暖化に伴って数年前に1ヶ所でカラスウリの進出を確認しているだけだったからです。二つ目は、いくら曇天とは言え、ボリネーター(花粉媒介者)が夜中に飛ぶ大型のガであるカラスウリが、午前11時に咲いているとは思えなかったからです。
「ちょっと行ってみよう。車はオレが出すから、場所教えて」
「やったー」
こちらは真剣なのに、家内は気晴らしができるとルンルン気分。で、私のFIT3でものの5分と離れていない場所に向かいました。
踏み切りの脇の生け垣に立ち、「どう? あったでしょう」と得意げに言う家内。それに対して私は、
「あ〜〜、残念。これ、キカラスウリ。この辺の普通種だよ。原町にはカラスウリはまだ1ヶ所だけだね。夜、見に行ってみようか。それにしても、こんな時間に咲いているとはね。不思議だ」
と言って、デジカメを構えました。そして、家内円満のために一言フォロー。
「普通の人にはカラスウリもキカラスウリも見分けがつかないから仕方がないよ。気にしなくていい。それより大発見なのは、前に子供たちと見に行ったことがあるように、これは夜に咲くものなんだよ。曇り空のためだろうけど、こんな真っ昼間に咲いているのを見つけたのは、すごいよ。柾人(長男)なみだ」
それを聞いて、家内はにっこり。
そして、これがその画像です。sd Quattro で撮ったので、カリッカリの、でも立体感ある描写になりました。ただ、個人的には、FOVEON素子はこのQuattro(第4世代)よりもMerril(第3世代)の方が好みです。sd Merril なんてのが出たら最高なのですが。

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私は色々な本を読みますが、好きなタイプの一つに「ちょっと不思議系が入った、予定調和的にハッピーエンドになるがそれでも許してしまう小説」があります。例えば、市川拓司や村山早紀の書く小説がこれに当たります。今日も市川拓司の小説「そのときは彼によろしく」を読み終わりました。彼の小説はすべて、同じテーマの変奏曲と言えるかもしれません。ちなみに彼の小説の中で1番好きなのは、「こんなにも優しい、世界の終わりかた」です。そして、面白いことを知りました。私はWikipediaを見るのが大好きで、知識の宝庫の中、色々なつながりをたどっていくと時間が経つのも忘れてしまいます。そして、ふと市川拓司を検索していて面白いことを知りました。彼のデビュー作「Separation〜きみが還る場所」は、「14ヶ月〜妻が子供に還っていく〜」というタイトルでテレビドラマ化されてたというのです。この番組は、次男を身ごもる少し前、家内がとても熱心に見ていたものでした。基本的にテレビドラマを見ない私も、その様子が印象に残り覚えていたのです。そこでこのことを家内に話したら、「そうだっけ、忘れちゃったわ」という返事が返ってきました。ちょっとがっかりしました。でも、明日図書館から借りてくる本の一冊は決まりました。(ネットで蔵書検索してあるのは確認済み) ついでにDVDも借りてきてみましょうか。

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