バイカモとオオカワヂシャ
EOS5D MarkIII + EF24-105mm L
ここは標高965mの、とても奇麗な沢です。そして画像の上半分には、このような山地の奇麗な沢に見られ、本県で絶滅危惧種に指定されているバイカモがあります。ただ・・・・ 下半分には、外来生物法で特定外来生物に指定されている、大問題児のオオカワヂシャが密な群落を作っています。とんでもない、ツーショットです。
このすぐ下流に、かつてクレソン畑がありました。多分、造成工事かクレソンの移入ととともに、このオオカワヂシャは侵入したのでしょう。
そして、不思議なことと、困ったことがあります。
まず、侵入現であるクレソン畑よりも上流に、どうやって進出しているのでしょう?? 毎年わずかずつですが、上流に広がっています。それも、パッチ状に登っているおり、単に群落の面積が広がったのではありません。なぜでしょうか??
そして、こんな標高の高い、冬の気温は北海道に近い所(春のソメイヨシノさえも満開はゴールデンウィークです)で、しっかりと越冬しているところが困ります。こんなに低温に強いとは、脅威です。
さらに、こんな上流から種子や植物体が流れていくと、利根川に流れ込む吾妻川の3/4がオオカワヂシャに汚染されることになります。
以前、県の委託で利根川に流れ込む烏川を遡り、オオカワヂシャの利根川汚染の起点の一つと考えられる場所を特定しました。それは、榛名町(統合されて今は高崎市の一部)のある工場の駐車場脇の沢でした。
しかしここは、それよりもはるかに上流(標高ほぼ1000m!!)です。ここが起点となると、恐ろしいことになります。放っておいてもそうなのですし、駆除しようとして、ちぎれた一部(植物体)が流れても下流を汚染してしまうことになります。
いったい、どうすればいいのでしょうか???
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