日本初等理科教育研究会 全国大会
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昨日、日本初等理科教育研究会の第53回全国大会が、千葉県の小学校で行われました。午前中はその小学校の先生方による研究授業で、午後は3つの分科会に分かれて2つずつの実践発表が行われました。私も、「予想の根拠を考え、討議によって考えを深め広げる児童の育成」として、概念生態系理論に基づいた実践を発表してきました。
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昨日、日本初等理科教育研究会の第53回全国大会が、千葉県の小学校で行われました。午前中はその小学校の先生方による研究授業で、午後は3つの分科会に分かれて2つずつの実践発表が行われました。私も、「予想の根拠を考え、討議によって考えを深め広げる児童の育成」として、概念生態系理論に基づいた実践を発表してきました。
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今年度、自然観察について連載を書いている月刊誌「初等理科教育」ですが、今年度いっぱいで紙媒体としては廃刊となります。しばらく前に明治図書の「楽しい理科授業」が廃刊となったように、今の理科教育の出版状況は暗澹としたものがあります。ただ、初等理科教育は、日本初等理科教育研究会の努力で、電子版として年6回の発行を続けることになります。これは非常によかったことです。
そして、この電子版の来年度の表紙写真を私が担当することになりました。そのため昨日の夜は、いままでストックした画像からのセレクトとその解説を書いていました。
ただ、時代の流れとは言え、紙媒体でなくなるのはさみしいですね。
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今日(12月8日)の朝日新聞の36面「教育欄」の「花まる先生」に、私の授業が載りました。
小学校5年生理科の「ふりこ」の授業の導入で、ふりこの周期は、ふりこのどの要素(おもりの重さ、ふりこの長さ、ふれはば)に関係しているかを予想するという授業です。本来なら、これに1時間をかけるほどのものではないのですが、児童の思考力、表現力を高める討議を行わせるため、これにたっぷり1時間をかけました。児童も、萎縮することなく、3つの予想に分かれて、活発に賛成意見や反対意見を出し合い、その過程で「予想」や「自信度」を変えていきました。新聞では、この動きの様子はよくわからないので、「デジタル版花まる先生」(http://www.asahi.com/edu/hanamaru/)で動画を見て下さい。
また、朝日新聞DIGITALの会員になっていれば、指導案も入手できます。
このような授業をまた続けていきたいと思います。
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教育書の出版社では最大手の明治図書から、私が編著者になって出版した「小学校理科 教科書通りにいかない! 困ったときに役立つピンポイント100」ですが、10月30日現在、明治図書の理科関係の本の中では2番目の売れいきです。今の出版業界では理科教育関係の本は売れないので出版が危ぶまれたのですが、なんとかうまくいっています。
http://www.meijitosho.co.jp/search/?genre=%97%9D%89%C8
1位と3位は中学校関係なので、小学校理科では1番売れていることになります。このまま売れて、重版になるといいのですが・・・・・
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昨日、朝日新聞の記者の前で、5年生のある学級の児童を借りて、理科の授業をしました。日曜版で連載している小学校の先生の授業風景を紹介する「花まる先生」という記事の取材です。インターネットでも動画を流すと言うので、カメラマンのほかビデオカメラマンも来ていました。
単元は5年生の「ふりこ」の第1時。ふりこの往復する時間を変えるものは「おもりの重さ」「ふりこの長さ」「ふりはば」のどれか予想するという時間です。45分の授業時間のうち、ほぼ2/3近くを子供たちの討議だけに費やしました。先生主導の授業なら気も楽なのですが、こういう話し合い主体の授業展開は、子どもたちが校長やカメラマン、記者などの姿に緊張してしまうと成立しなくなってしまうので、かなりのリスクをともなった展開です。でも、子供たちはいつも以上に討議に乗ってくれました。
動画も配信されるので、その様子もお見せできると思います。
5月に取材の話が来て、児童が学習に取り組めるようになるまでに準備がかかるからと、ここまで取材を遅らせてもらいました。それにしても、学校現場にもどってきて2カ月で話が学校へと来たと言うのは、新聞社もどういう情報網を持っているのでしょうね。(記者自身雑誌「初等理科教育」を知っていて、「先生のお名前はお見かけしていましたので」と言っていましたが・・・・う~~~む)
新聞とサイトに載るのは、11月24日だそうです。
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「にほんブログ村」には、「四季の花」「自然保護・生態系」のほかに、「理科教育」にも登録しているので、たまにはその関係の話題を・・・・ ということで、今回は文体も変えて、まじめに行きます。
小学校4年生の理科では、「物質の三態」を学習する。その中には水を凍らせる実験があるが、そこでは水を冷やすのに寒剤(氷に食塩をまぜたもの)を使う。この寒剤は、氷と食塩の比をうまくすれば、-20℃くらいまで冷やすことができる。この性質を使って、かつゲーム感覚でアイスクリームを作る方法がある。これは、この単元の発展学習として使えるものなので、先日、本施設で行ったこの「サッカー式自家製アイスクリームづくり」を紹介する。
ただこれは、ある程度積雪量がある地域で、サッカーのパスができるくらいの雪がつもった広場が必要となる。
まず、5~6人のグループで作るとして、以下の器材を用意する。
・カッター 全体で1
・ゴミ袋(片付け用) 全体で1
・スキー用などの防寒・防水手袋 各人1
・500mlのペットボトル 各グループ1
・できたアイスクリームを入れる皿 各グループ人数分
・肥料用ビニル袋 各グループ1
・大きめのスーパーの袋 各グループ1
・計量カップ 各グループ1
・柄の長いスプーン 各グループ2
・スプーン大 各グループ1(砂糖計量用)
・漏斗 各グループ1
・布ガムテープ 各グループ1
また、アイスクリームと寒剤の材料として、グループごとに以下のものを用意する。
・牛乳 200ml
・生クリーム 100ml
・バニラエッセンス 各グループ数滴
・砂糖 80g (大さじ4)
・塩 400g程度(カップ2杯)
次に、作り方を説明する。作業場所は、雪などを集めるので屋外がよい。
その1
牛乳100mlを計量カップで量り、その中に砂糖大さじ4杯を入れて、柄の長いスプーンでよくかき混ぜる。そしてそれを、漏斗を使ってペットボトルに入れる。次に、もう100mlの牛乳と生クリーム100mlを、同じくペットボトルに入れる。そして、バニラエッセンスを数滴入れる。最後にふたをして、材料がしっかり混ざるようによく振る。
その2
スーパーの袋に8分目ほど雪を入れる。そして、カップ1杯の塩を入れてかき混ぜてから、残りの1杯分の塩をまく。そして、雪の中央にペットボトルが入る程度の穴あける。それから、ペットボトルをその穴に入れて、ペットボトルが中心に来るように雪を押し固める。
その3
雪とペットボトルの入ったスーパーの袋をしばり、なるべく丸い形にする。そして、その袋を肥料袋に入れる。次に、それを布製のガムテープでぐるぐる巻きにする。この時、よく蒔いておかないと、袋が変形したり破れたりする。
その4
雪がつもった広場に移動し、袋が破れない程度に蹴とばしたりして遊ぶ。これを20分程度行う。コンクリート上などで行うと、袋が破れてしまう上に十分に冷えないので気をつける。
その5
袋を振ってみて、ポチャポチャという音がしなくなったら出来上がりなので、袋をカッターで切って、ペットボトルを取り出す。そして、ペットボトルの肩の部分をカッターで切って、中のアイスクリームをスプーンで容器に取り分けて食べる。
できたアイスクリームは、混じりけのないものなので本当においしい。できる環境(地方)が限られている欠点があるが、やってみる価値はある発展学習と言える。
このほかにも、「焼きまんじゅう」(生物の呼吸と気体の熱膨張)という発展学習があるが、それはまた次の機会で。
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