初等理科教育、電子化

 今年度、自然観察について連載を書いている月刊誌「初等理科教育」ですが、今年度いっぱいで紙媒体としては廃刊となります。しばらく前に明治図書の「楽しい理科授業」が廃刊となったように、今の理科教育の出版状況は暗澹としたものがあります。ただ、初等理科教育は、日本初等理科教育研究会の努力で、電子版として年6回の発行を続けることになります。これは非常によかったことです。
 そして、この電子版の来年度の表紙写真を私が担当することになりました。そのため昨日の夜は、いままでストックした画像からのセレクトとその解説を書いていました。
 ただ、時代の流れとは言え、紙媒体でなくなるのはさみしいですね。

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朝日新聞に載りました

 今日(12月8日)の朝日新聞の36面「教育欄」の「花まる先生」に、私の授業が載りました。
 小学校5年生理科の「ふりこ」の授業の導入で、ふりこの周期は、ふりこのどの要素(おもりの重さ、ふりこの長さ、ふれはば)に関係しているかを予想するという授業です。本来なら、これに1時間をかけるほどのものではないのですが、児童の思考力、表現力を高める討議を行わせるため、これにたっぷり1時間をかけました。児童も、萎縮することなく、3つの予想に分かれて、活発に賛成意見や反対意見を出し合い、その過程で「予想」や「自信度」を変えていきました。新聞では、この動きの様子はよくわからないので、「デジタル版花まる先生」(http://www.asahi.com/edu/hanamaru/)で動画を見て下さい。
 また、朝日新聞DIGITALの会員になっていれば、指導案も入手できます。
 このような授業をまた続けていきたいと思います。


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なんとか売れています

 教育書の出版社では最大手の明治図書から、私が編著者になって出版した「小学校理科 教科書通りにいかない! 困ったときに役立つピンポイント100」ですが、10月30日現在、明治図書の理科関係の本の中では2番目の売れいきです。今の出版業界では理科教育関係の本は売れないので出版が危ぶまれたのですが、なんとかうまくいっています。

http://www.meijitosho.co.jp/search/?genre=%97%9D%89%C8

 1位と3位は中学校関係なので、小学校理科では1番売れていることになります。このまま売れて、重版になるといいのですが・・・・・


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朝日新聞の取材で授業

 今日、朝日新聞の記者の前で、5年生のある学級の児童を借りて(理科専科なもので)、理科の授業をしました。日曜版で連載している小学校の先生の授業風景を紹介する「花まる先生」という記事の取材です。インターネットでも動画を流すと言うので、カメラマンのほかビデオカメラマンも来ていました。
 単元は5年生の「ふりこ」の第1時。ふりこの往復する時間を変えるものは「おもりの重さ」「ふりこの長さ」「ふりはば」のどれか予想するという時間です。45分の授業時間のうち、ほぼ2/3近くを子供たちの討議だけに費やしました。先生主導の授業なら気も楽なのですが、こういう話し合い主体の授業展開は、子どもたちが校長やカメラマン、記者などの姿に緊張してしまうと成立しなくなってしまうので、かなりのリスクをともなった展開です。でも、子供たちはいつも以上に討議に乗ってくれました。(後で本来の担任に皮肉を言われてしまうくらいに・・・・) 動画も配信されるので、その様子もお見せできると思います。
 5月に取材の話が来て、児童が学習に取り組めるようになるまでに準備がかかるからと、ここまで取材を遅らせてもらいました。それにしても、学校現場にもどってきて2カ月で話が学校へと来たと言うのは、新聞社もどういう情報網を持っているのでしょうね。(記者自身、「先生のお名前はお見かけしていましたので」と言っていましたが・・・・う〜〜〜む)
 新聞に載るのは、11月24日だそうです。

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10万カウント御礼

 最近、なかなかこのブログに書き込みができないでいましたら、いつのまにかアクセスカウンタが10万を超えていました。
 私のもう一つの、花の写真のブログの何倍のスピードでしょうか。こんなつたないブログをたくさんの方が読んで下さり、まことにありがとうございます。

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お花・め花はおばな・めばな?(小5理科)

 小学5年生の理科では、花粉の働きを調べるために、ヘチマやアサガオなどで受粉実験をします。へちまの花の構造を調べる時、雌雄異花を「おばな」「めばな」と紹介しています。いくらなんでも、小学5年生で平仮名表記はないだろうと、「学術用語集 植物学編」を調べてみたら、なんと「おばな」「めばな」となっていました。勿論、学習指導要領も、平仮名表記でした。理由はわかりませんが、不思議なものですね。


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「足」ではなく「あし」(小3理科)

 小学校3年生で勉強する昆虫の体のつくりでは、「頭」はちゃんと漢字が使われているのに、「あし」は「あし」と平仮名表記になっています。何で「足」ではないのでしょう。これは多分、「脚」という字を使いたいのですが、これは中学生になってからならう漢字なので、平仮名で「あし」としてあるのでしょう
。そういえばと、学習指導要領を見てみたら、ここでもきちんと「あし」と平仮名表記になっていました。ここでも気を使ってあるのですね。

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小学校理科 困ったときに役立つピンポイント100

 年度がかわり、社会教育から学校現場に戻りました(ちょっと異例の人事です)
 ほかにもいろいろと(今年度は地区の祭典幹事だったり、学校では理科特配&研修主任だったり、この本にかかわっていたりして)どたばたしていて、このプログの更新がとどこおっていました。おわびいたします。もう少し落ち着いたら再開したいです。
 ところで、数年前から準備していたこの本が、やっと出版されることになりました。それも明治図書からです。対象は、理科専攻以外の初任者で理科を教えている先生や、理科を教えるのが苦手な先生方です。仲間で集まって、どんなアドバイスをしたらいいか考えて、それを100に絞って本にしました。今まで、植物については共著、理科教育については分担執筆をしたことはあったのですが、編著者は初めてです。自分の原稿の多さだけでなく、表紙、他の人との原稿のすり合わせ等、いろいろすることがあり大変でした。でもまぁ、無事に出版することができました。もしよろしかったら購入して下さい。



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初等理科教育4月号

 日本初等理科教育研究会農文協から出している月刊誌「初等理科教育」の今年度1年間、2つの連載をすることになりました。1つは表紙をあけると出てくる「○月の自然のたより」という植物の写真と、半ばごろにある「自然観察 最初の一歩」という2ページのものです。
 雑誌の連載は6年ぶりです。特にこの「最初の一歩」では、みなさんのお役に立てるような記事を書いていきたいと考えています。
 よろしくお願いします。



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アメリカザリガニ

 一般にザリガニと呼ばれて、田んぼなどにすんでいるのは「アメリカザリガニ」です。これは、戦前に食用ガエルの餌として持ち込まれ、全国に広まったものです。水の汚れや水温の変化にも比較的強く、雑食なので買いやすいのが特徴です。そこで、教室で生き物との触れ合いを擦るには適している生き物と言えます。それに対して、在来の「ザリガニ」は、東北地方と北海道に分布し、生息地によっては天然記念物に指定されているほどです。
 ザリガニを飼うには、水槽を用意して、水はザリガニが隠れる程度にします。そして、割れた8などを使って隠れる場所をつくります。これは、複数のザリガニを1つの水槽で飼う時には、共食いを避けるために忘れてはならないことです。
 餌は市販のザリガニの餌が1番手軽ですが、小魚、イトミミズ、魚肉ソーセージなどの動物性の餌でも飼育することができます。また、青魚だけで育てると、体の赤い色素が無くなってくると言う面白い性質を持っています。
 私自身、特に低学年を持った時はアメリカザリガニを教室で飼っていましたが、あまり長生きすることはありませんでした。その原因を調べてみると、子ども(餌係)が餌をやり過ぎて、多部のこりの餌が腐ってしまうのでした。これでは、水の汚れに比較的強いアメリカザリガニでもたまりませんね。そこで、餌をやる曜日と量を決めたら、長生きするようになりました。

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