光電池の性質(小5理科実験)
光電池(「こうでんち」、「ひかりでんち」の両方の読み方が使われるので、教科書ではふりがなが振られていません)は、乾電池とはまた違った性質を持っています。
その代表的なものは、直列つなぎにしても、モーターがついていたり光電池に十分な光が当たっていない場合は、1枚の場合とほとんど同じ強さの電流しか流れません。それに対して、並列つなぎにすると、1枚の負担が減るので電圧が上昇して、1枚の時よりも強い電流が流れます。
このほか、光の強さが変わると、電圧が同じでも流れる電流の強さが変わってきます。ですから、当然のことですが、ガラス越しよりも直射日光、朝夕よりも正午ごろのほうが強い電流が流れます。
それから、光電池は暖まりすぎると電圧が低下する性質があります。そのため、白熱電球などの光源を使う時は気をつけるようにしましょう。
また、光電池の時は、モーターも特別のものが必要です。普通の1.5Vで回るモーターではなく、光電池専用の0,4V程度で回るものを使いましょう。
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コメント
電気分野は 苦手でして・・・^^;
大変 勉強になる内容でした!!
投稿: ほるん | 2011年12月19日 (月) 11時54分
私も専門は生物(植物分類学)なもので、電気関係にはあまり詳しくありません。新指導要領で新たに入ってきた電熱線などは、現場を離れてしまった私にはよけいにわかりません。少なくとも、職場が「学校」であれば、自分でもいろいろやってみたいのですが。
投稿: Frank-Ken | 2011年12月19日 (月) 15時39分
とても役立つ資料で~す
投稿: 理解好きさん | 2012年10月14日 (日) 21時28分
理解好きさんさん、コメントありがとうございます、
もしよかったら、これからもよろしくお願いいたします。
投稿: Frank-Ken | 2012年10月15日 (月) 18時04分