ヨウ素の使い方(小5・理科)
ヨウ素は、デンプンがあるかどうかを調べるのに必須の試薬ですね。今回は、このことについてまとめてみましょう。
知ってのとおり、ヨウ素はデンプンと反応(ヨウ素デンプン反応)して、青紫色になります。デンプンの種類によって、その色は微妙に違います。ただ、ヨウ素の気体は有毒なので、吸入しないように気をつけさせましょう。
ヨウ素液の作り方は二つあります。まず簡単な方は、市販のヨードチンキ(ヨウ素とヨウ化カリウムをエタノール溶液に溶かしたもの)を、水で50~200倍に薄める方法です。もう一つは厳密につくるもので、水250mlにヨウ化カリウム0.5gを溶かし、さらにヨウ素0.3gを溶かして作ります。
ヨウ素液の一般的な濃さは、「紅茶の色」と覚えておくのがいいでしょう。そして、液体になっているものを調べるにはその濃さで、粉状のデンプンを調べるには、うする色の方が色の変化がみやすいので、水で薄めましょう。
ヨウ素は、光や熱によって変質しやすい性質を持っています。そうなってしまうとデンプンを調べる力も弱まってしまうので、保管する時は褐色のビンに入れて、暗くて温度の低い場所に置くようにしましょう。
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コメント
指導書でよく使われている言葉は「ビールの色」ですよね^^; 紅茶の方が 分かりやすいような・・・・・(笑)
『褐色のビンに入れて、暗くて温度の低い場所に置く』保存で、どれくらい 持ちますか???
投稿: ほるん | 2012年6月12日 (火) 15時37分
ほるんさん、コメントありがとうございます。
私の場合、少量作って、終わったら処分してしまうので、実際にどのくらいもつのかはわかりません。ごめんなさい。
投稿: Frank-Ken | 2012年6月13日 (水) 16時50分
おーけー たすっかた
投稿: ぽぽぽ | 2013年4月 8日 (月) 19時38分
ぽぽぽさん、コメントありがとうございます。
お役に立ったのなら幸いです。
投稿: Frank-Ken | 2013年4月 8日 (月) 20時32分