洗剤は中性?(小6・理科発展)
6年生で学習する水溶液の学習では、いろいろな水溶液を酸性、中性、アルカリ性に分ける学習も行います。ここで、いろいろな洗剤を持ち寄ってみるのもおもしろいかもしれません。
「洗剤」とは、洗濯用、台所用、住宅家具用などの「主に表面活性剤の作用で汚れを落とすもの」のことです。そして、表面活性剤の種類や割合によって、「石けん」「複合石けん」「合成洗剤」に分類されます。さらに、「酸やアルカリの化学反応で汚れを落とすもの」は洗浄剤と呼ばれますが、一般的にはこれも洗剤扱いされている場合が多いです。なお、「身体の汚れを落とす石けん」(ボディソープやシャンプーなど)は、洗剤という言葉は使われていません。
野菜や果物を洗える台所用洗剤は、食品衛生法でpH6.0~8.0(中性)と規定されています。ですから、「中性洗剤」と呼ばれたりもします。でも、最近は「台所用洗剤=中性洗剤」とも言えなくなっています。油などのしつこい汚れに対しては、弱アルカリ性の洗剤が有効です。一方、消臭効果は弱酸性が有効です。
ですから、いろいろな銘柄の洗剤を持ち寄って、pHを調べてみるのもおもしろいかもしれませんね。
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コメント
名称の違い、知りませんでした・・・・・
勉強になりました^^
投稿: ほるん | 2012年6月12日 (火) 15時34分
この名称は、あまり意識されていませんからね。私も勉強して初めて知りました。
投稿: Frank-Ken | 2012年6月13日 (水) 16時48分