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2013年2月

安全めがね

 以前はそれほど重視されていなかったのですが、今は「安全めがね」は化学実験に書かせないものになっています。安全めがねは、普通のめがねタイプのものと、ゴーグル式になっているものがありますが、どちらでもいいでしょう。ちなみに「保護眼鏡」として売られているものは、大人の専門職用のものなので、小学校での実験に使うのは、まちがえずにより安い「安全めがね」を購入しましょう。
 主に使う場面は、次のような時です。
・小学5年生の「物の解け方」で、蒸発感固を行う時
・小学6年生の「水溶液の性質」で、賛成、アルカリ性の水溶液を扱う時。特に水酸化ナトリウムは眼に入ると失明のおそれがあるので気をつける。
・小学6年生の゛「土地の創りと変化」で、石をハンマーでたたく時
 このほかにも、指導者が危険と感じる実験の時には、積極的につけさせるようにしましょう。
 なお、安全めがねのレンズはプラスチックでできていますから、熱に弱いため日に近づけないように注意させましょう。また、レンズが汚れた場合は石鹸水で洗い、やわらかい布で拭いた後、よく乾かしましょう。それから、不特定多数が使いますので、定期的に洗って、衛生面でも清潔を維持するようにしましょう。

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ガスバーナー

 小学校でもものの加熱は、アルコールランプが普通で、最近はカセットコンロも使われるようになってきました。でも、ガスバーナーはほとんど使われません。でも、指導者がガラス細工(ガラス管を曲げる、切ったガラス管の橋の角をとるなど)をする時などはガスバーナーが火力があって便利です。ですから、一台はガスバーナーを用意しておくようにしましょう。
 ガスバーナーを購入する場合は、プロパンガス用と都市ガス用があるので木をつけましょう。
 ガスバーナーで気をつけることは、その秘話つける時と消す時の順番です。この順番をきちんと守って、安全に使うようにしましょう。
 まず、火をつける時はこの順番でします。
・空気調節ねじ(上)、ガス調節ねじ(下)を1度ゆるめてから、軽く閉める。
・元栓を開ける。次にコックもある場合は開ける。
・マッチの火をバーナーの口に下から近づけて、ガス調節ねじをゆるめて火をつける。
・火の大きさをガス調節ねじで調節する。
・ガス調節ねじがうごかないようにおさえて、空気調節ねじを少しずつ緩めて、炎の色が青くなるように調節する。
 次に、消す時の順番です。
・空気調節ねじを締める。
・ガス調節ねじを締める。
・元栓とコックを閉める。
 また、ガラス細工は子どもには絶対に行わせずにしましょう。また、指導者がする時にも、やけどに十分に注意しましょう。それから、ガラスが解けるほど熱しないようにしましょう。解けたガラスがしずくになって肌に落ちたりすると、穴が開く大変なやけどとなってしまいます。


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デジタル式上皿自動はかり

 「デジタル式上皿自動はかり」は、だいぶ普及してきましたね。その使いやすさが1番の魅力なのでしょう。
 購入する場合は、小学生には測定誤差の処理が難しいので、最少目盛りが1gのものがいいでしょう。そして、電池式の方が手軽ですし、万が一のために防水型を購入するのがいいでしょう。
 デジタル式上皿自動はかりは、(最少目盛りが1gのものは)天秤はかりより制度は落ちますが、ずっと手軽に重さを計測することができます。また、上皿自動はかりではやりれにくかった「風袋引き」(皿の上に薬包紙やビンをおいて、粉末や液体を計る方法)が手軽にできるので便利です。
 ただ、使う時には水平なところに置くことと、精密機械なので振動を与えたり乱暴に暑かったりしないことが大切です。それと、秤量以上のものを載せたり、ぬれたものを直接載せたりはしないようにしましょう。

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ボーリング資料(小5)

 学校のような大きな建物を造る歳は、数ヶ所をボーリング調査して、地下20m暗いまでの地層の様子を調べます。その時の資料を理科の備品としてもらっておくと、楽章に役立つでしょう。
 ボーリング資料は、通常1mごとにサンプルし、深さ20mまでまとめてあるものが多いようです。また、地盤が岩石の場合は、円筒状のボーリングしたコアそのものが補完されています。
 これを使うことで、露頭でないところでも地層があることを子どもに示すことができます。さらに、学校の数ヶ所のボーリング資料があるのなら、それを比較して図に表し、地層が層になって横に広がっていることを示すことができます。
 このように、ボーリング資料は具体的な理解に役立つものなので、理科室や理科準備室にあるかどうか、きちんと確認をしておきましょう。

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星座早見(小4年生)

 星座早見は、星の学習をする時に必要不可欠な器具ですね。ですから、指導者も使い方に慣れている場合が多いと思います。そこでここでは、重要なポイントを紹介するだけに留めましょう。
 まず、星座早見が使いにくい点は、星座早見の中心(はと目で止めてある回転の中心)が北極星であると言うことです。そのため、本来の天頂が星座早見では天頂が中心でなく、さらに天球が楕円形になってしまっています。このため、慣れない子どもだと、星座の位置が正しくとらえられない場合があります。ですから、星座早見を学習に導入する時は、日時の合わせ方などの操作法を教えた後で、昼間の教室でいいですから、目的の星座はどの方向のどのくらいの高度にあるのか、実際に指さして慣れさせる必要があるでしょう。
 そして、家で実際に使う時は、きちんと北の方角に合わせて使えるように、北極星の見つけ方を確認したり、方位磁針を使わせたりするようにしましょう。

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放射温度計(小3・4理科)

 今はまだほとんど普及していませんが、今後使われるようになってくると思われるので取り上げてみました。
 これは、物体から放出される赤外線や可視光線の強度から物体の温度を測定する装置です。その物体に接触する必要がないことや、測定が素早く行えることなどが利点です。
 具体的には、小学3年生では、基本的な機器の操作技術の習得のために棒温度計を使うべきだと考えますが、発展的な内容としてこの放射温度計使って、色々な地面の温度、湿った地面、乾いた地面、芝生などの温度を測らせてみるのもいいでしょう。また、小学4年生では、菌毒の温まり方をこれで測定すると言うやり方も考えられます。
 備品の購入費に余裕があれば、グループ分購入してもいいですね。

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遮光板(小3理科)

 太陽の観察をする時の必需品かですね。すでに理科室に1学級分以上整備されている場合が多いので、あらためて購入する必要は少ないでしょう。
 子供たちは、この遮光板の代りに、色のついた下敷きを使って太陽を見ることがあります。また、大人の中には、(今ではデジカメの不急で少なくなりましたが)感光した写真フィルムを使わせる人もいます。でもこれらの「黒」は色素によるものなので、可視光は通さなくても、目に有害な紫外線や赤外線は通してしまいます。ですから、これらで太陽を見ないように事前指導をしておきましょう。
 また、遮光板を使う場合でも、中には双眼鏡の前につけたり、天体望遠鏡につけたりらすることは絶対にやめましょう。集光されますので、通常の遮光板(13番以上)では光を遮りきれません。
 また、遮光板の中には、減光するためだけでなくコントラストをつけるために着色フィルターを破産であるものがあります。これを使うと、太陽がオレンジから黄緑色に見えます。その場合は、その色が太陽の色だと思ってしまわないように、予め「見やすくするために色をつけてある」と指導しておきましょう。

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ルーペ(小学校理科)

 ルーペには何種類かあります。今回はそれを紹介しましょう。
 まず、普通の「柄付ルーペ」です。小さなものを拡大して見る時や、太陽の光を集める時に使います。倍率は低く、普通は3倍程度です。あたりまえですが、絶対に太陽を見ないことは時ぜ゛んしどうで徹底しておきましょう。失明の棄権があります。また、日光を集める場合は、肌や服、温度計の駅溜めなどにあてないようにするよう指導することも大切ですね。それから、直射日光が当たるところには放置しないようにしましょう。
 次に、「繰り出しルーペ」です。倍率の違うレンズが2〜3枚セットになっているルーペです。レンズを重ねることによって倍率を上げることができ、柄付ルーペ」より高倍率で観察することができます。地層の観察などには、こちらの方が適しているでしょう。
 それから「台付ルーペ」です。柄の部分がフレキシブルアームになっているものの方がレンズを自由に動かせ、便利です。倍率は5倍のものが多いようです。動かないものをスケッチする時や、両手を使って作業をする時に便利です。ただ、レンズが浮いているので、他のルーペよりも直射日光が当たるところに放置しないように注意が必要です。
 これらのうち、「柄付ルーペ」は1勿論のこと、「繰り出しルーペ」も備品として1学級分移譲用意しておきたいですね。

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岩石標本(小6理科)

 岩石標本は、すでに代替の理科室に置かれていると思いますが、実際の授業では使われないで済まされてしまうことが多いようです。もったいないですし、写真よりも実物の方が実感を伴った理解に結びつくので、できるだけ使いたいですね。
 岩石標本の中で「堆積岩標本」は必須です。特に、「泥岩」「砂岩」「礫岩」の3つは揃っていなければなりません。そして、粒の大きさを実際に観察してみることが大切です。これは、露頭に行って実際の地層を観察する時に役立つでしょう。
 岩石標本で次に大切なのは、「火山噴出物標本」です。地層は火山のからの分術からのものできているものがあることを学習するのに、具体物として役立ちます。具体的には、「火山灰」「噴石」「溶岩」があるといいでしょう。火山灰は、わんかけ法で鉱物の結晶を見せてあげたいものですね。
 それから、小学校では具体的な取り扱いはありませんが、「火成岩標本」もあった方がいいでしょう。堆積岩とはことなるでき方の岩があることを示すのに使えます。「花崗岩」「安山岩」があるといいでしょう。
 これらの標本は、教材店で購入するだけでなく、石材店で分けてもらったり、(私の住んでいるところは浅間山の近くなので)実際に済州に行ったりして。標本を入れる木箱に入れると言う方法もあります。
 これらの標本は、ぜひ有効活用したいですね。

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