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ダンゴムシ(小4理科)

 ダンゴムシ(オカダンゴムシ)は、小学4年の「季節と生物」の観察対象としてゆく使われていますね。これは、足の数が7対14本あることからもわかるとおり昆虫の中まではなく、エビやカニに近い仲間です。
 日影で湿り気のある石の下や落ち葉の下によく見られます。また、気温に敏感なのも特徴で、4℃以下になると地面に潜って冬眠をはじめ、12℃になると動き始めます。そして、17℃になると脱皮をします。(昆虫と違って、成虫になっても脱皮を続けます) このような性質から、観察対象として相応しいと言えます。ただ、このダンゴムシにはほとんどのひとが知らない秘密があるのです。
 ダンゴムシはこれほど身近な生き物ですが、じつは、明治時代に荷物に紛れて渡ってきた外来生物なのです。在来のダンゴムシの仲間がいましたが、それは森林性なので家の近くには住んではおらず、この外来のダンゴムシがあっという間に日本全国に広がったのでした。セイヨウタンポポは名前からして外来ですが、ダンゴムシまでもが外来だと言うことは、ほとんど知られていません。それだけ身近な生き物になっているのでしょうね。


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