地学分野

地球の表面はすべて地層でできています(小5理科)

 小学校6年生では、大地の作りとして地層について観察したり実験をします。

 ここをすんなりと学習してしまうと、「地層はそれが見えるところだけあるんだ」と勘違いしてしまう子供が出てしまいます。実際は、地上はもちろんのこと、海底も含めた地球の表面全部が地層でできています。

 ですから、左右に路頭が出ているところで、地層がつながっていることを観察させることなどを通して、地面(海底も含めて)はすべて地層からできていることを確認するようにしましょう。

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百葉箱を設置しよう(小4理科)

 天候の変化を継続的に調べるには、百葉箱とそれに付随した装置があると便利です。もし百葉箱がない学校があったら、予算を取って設置するようにしましょう。

 百葉箱は、風通しのよい芝地に置くようになっています。そして、太陽光を反射して中に熱がこもらないように、白く塗られています。そして、風通しのよいように、側面は鎧戸になっています。そして、直射日光が差し込まないように、扉は北側についています。

 中に入れておくと便利な測定器具は、温度計、乾湿計、自動記録温度計、最高温度計、最低温度計、自動記録湿度計といったところです。さらに、気圧計や地中温度計があるとさらに便利です。

 この中で、最高温度計は管の中に入った指標の下を、最低温度計は指標の上の温度を読むようにしましょう。そして、どちらも、記録をしたら復度(また最高や最低の温度を測れるようにする)をしなければなりません。最高温度計は大きく振って、最低温度計は東部を高くして指標を下に滑らせるようにしましょう。

 また、乾湿計は水タンクに水を絶やさないようにしましょう。

 自動記録温度計と自動記録湿度計は、1日、7日、32日と記録できるものがあります。用紙を取り替える時は、用紙に観察年月日を記入するのを忘れないようにしましょう。それから、巻いたら目盛りがずれていたということがないようにしましょう。

 それから、古い気圧計の場合は、目盛りがmmb(ミリバール)の場合がありますが、そのまま今のhPa(ヘクトパスカル)に読み替えてかまいません。

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路頭の観察の事前指導(小6理科観察)

 小学校6年生では、大地のつくりについて学習します。そして、実際に地層を見るために、露頭を観察に行ったりします。野外活動ですので、十分な事前指導と当日の安全確認が必要ですが、露頭の観察について特に必要な安全指導をいくつか挙げておきます。

・長袖、長ズボン、運動靴で、帽子をかぶり、軍手をする。
・オーバーハングしている場所には近づかない
・がけからの落下物に気をつける。また、石などを下に落とさないようにする。
・がけを登らせないようにする。
・資料の採集は必要最小限にする。
・そばで指導する教師のほか、全体を見渡せる位置にもう1人教師が立つ。

 また、当然のことですが、その露頭がある場所の所有者を調べ、連絡や挨拶をしておくことも必要ですね。

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恐竜の足跡の化石(小学6年・中学理科)

 化石の中には、普通言う骨などの生物の体が化石になったもの以外に、生物が生きていた証拠を指す場合があります。これは、「生痕化石」と言って、貝が砂浜に穴を開けた跡や、動物の足跡などがあります。
 群馬県の神流町(合併前は中里村)には、この恐竜の足跡の化石があります。中里村から埼玉県に抜ける峠道の一角に、垂直に近く切り立った岩壁があります。これは「さざなみ石」と言って、「蓮痕化石」と言って、海岸の波がそのまま化石になったものが、褶曲で垂直に近くなって見られるものです。

 このれがさざなみ石を横から見たものです。そして、近づくと波の跡がはっきりわかります。
3300_2
Sdazanami300_2
 そして、正面から見ると、二つの列の恐竜の足跡が見てとれます。
Gake2
 それぞれを拡大してみるとこうなります。
Asiato1_2
Asiato2300
 このような化石もあるということを児童や生徒に見せると、理科についての興味をよりかき立てると思います。
 小さくしていない画像は、下のリンクからダウンロードできます。

 ・さざなみ石を横から見たところ
 ・波の化石
 ・さざなみ石を正面から見たところ
 ・恐竜の足跡の化石 その1
 ・恐竜の足跡の化石 その2

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なんでこんな大きな岩があるの?(小5理科観察)

 前回に続いて、5年生理科の「流れる水のはたらき」についてです。
 河原に行くと、そこにそぐわないような巨大な岩があることがあります。

Iwa

 川の流れの強さとものを運ぶ量についての実験が終わった後に、この巨大な岩が何でこんなところにあるか考えさせてみるのもいいでしょう。「火山の噴火で飛んできた」(絶対に不正解とは限りません。前橋市の利根川の近くには、浅間山の噴火で飛んできた大きな岩が神社でまつられています)「川の力で掘り出された」などなど。
 いろいろ予想させてから、おもむろに「今実験したばかりの、水がものを運ぶ働きで、ずっと上流から運ばれてきたのだよ」と教えてあげましょう。多分、信じてくれないと思います。それなら、具体的な数字をあげてみるのもいいでしょう。大雨の時は、普段の10~100倍の水が流れることがあります。そして、川の運搬力は、流れの量の2乗~3乗に比例して大きくなるのです。ですから、大雨で流れる実刷り量が100倍に増えると、ものを運ぶ力は100万倍にもなるのです。ですから、普段は10gの小石しか流さない川でも、大水の時は10tもの岩を流してくる事ができるのです。
 そんな、ちょっとしたうんちく話をして、「流れる水のはたらき」を印象づけるのも、ひとつの方法ですね。
 これが、自宅の近くを流れる吾妻川の普段の様子です。
Kawa1
 台風の後などには、これだけ水かさが増します。Kawa2 運搬力はいったい何倍になっているでしょう。

 ちなみに、上の3つの画像の縮小していないものは、下のリンクからダウンロードできます。

 ・河原の大きな石
 ・普段の吾妻川
 ・水かさが増えた吾妻川

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石の並び方で流れが分かる?(小5理科観察)

 5年生では、「流れる水のはたらき」を楽章します。そして、多くの場合は実際に川に行って、流れの早さとものを運ぶ働きを調べたりします。勿論、野外活動なので、十分な安全指導が必要ですね。
 そして、学習が一息ついたところで、もし時間があれば、河原の石を指さして、「石を見れば、川の流れの向きが分かるよ。どこをみればいい?」と質問してみるのもいいでしょう。河原の石は、水量が多かったときに上流から流されてきたものです。ですから、よく見ると、石は瓦のように一部が重なるように並んでいる場合が多いのです。この重なっている方から石が流されてきたのです。十分に観察させた後、その方向を理由付きで予想させてから、回答を教えてみるのもいいですね。

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ホールで化石を探せ!(中3理科教材)

 どの県にも、壁や床に磨き上げた大理石をつかったホールがあるかと思います。その大理石をよく見ていくと、化石を見つける事ができます。
 例えば群馬県では、高崎市にある高崎シティホールの床に、たくさんの化石が見られます。これが、化石がたくさん見られるル床です。
Photo_3

 これがアンモナイトの化石です。
Ammo1_2 Ammo2_2

 これはベレムナイトの化石です。
Photo_4

 また、これらの画像の縮小していないファイルは、以下のリンクからダウンロードできるようにしてあります。

ホールの画像
アンモナイトの画像 その1
アンモナイトの画像 その2
ベレムナイトの画像

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