4年生での星空の観察は、多くの場合家での宿題になってしまいます。でも、安全が確保されるのならば、夜の校庭に集まってみんなで夜間観察をしてもいいですね。
まず大切なのは、日にちの設定です。6,7月は8時を過ぎないと暗くなりません。あまり寒くなく、しかも日暮れが早い時期となると、9~10月頃が適しているでしょう。次に考えに入れなければならないのは、月です。満月の前後では明るすぎてほしがよく見えません。また、下弦の月では夜見られないので観察ができません。ですから、理想的なのは三日月の日です。望遠鏡を用意しておいて、早めに来た児童に観察させるといいでしょう。そして、星座の観察を始める頃には三日月も低くなり、月明かりもあまり気になりません。
次は、安全対策です。原則として保護者の方に付き添ってもらいましょう。
そして、観察中は懐中電灯をつけないように事前に指導しておきましょう。せっかく暗闇に目が慣れて星がよく見えるようになっても、明るい光を見ると、一瞬で瞳が閉じて星が見えにくくなってしまいます。もし、星座早見を見るために懐中電灯を使いたい時は、できるだけちいさい懐中電灯で、さらに赤いセロハンでカバーをしておくといいでしょう。
たくさんの子どもたちに同じ星を見せたい時は、サーチライト型の懐中電灯を使うといいでしょう。星まで届くような光芒が見えるので、みんながわかりやすいです。
それから、星が実際に動いているところも見せたいものです。そのためには、同じ場所で数分間、一つの星を見つめさせるのです。具体的には、シートなどをしいてそこに寝転んで、木の枝や建物、電柱のそばにある明るい星を選ばせるのがいいでしょう。だいたい4分間見ていると1度動きます。実際に星が動いていることがわかると、子どもたちはけっこう感動します。
事前準備などが大変ですが、機会があったらやってみたいものです。
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